第3回 【お墓を選ぶときのポイントは?】

お墓を建てることは、永代使用権を取得し、墓石を設置すれば終わりというわけではありません。お墓は建てることに意味があるのではなく、お参りを続けることにこそ意味があるのです。そのため、お墓選びの際には、できるだけ多くの情報を集める必要があります。新聞や広告、知り合いの話などから情報を集め、実際に現地に足を運び、自分の目で確かめてみましょう。

 

☆交通の便はよいか☆

お墓参りを続けるためには、交通の便がよく、できれば住居から近い所が望ましいです。住居から遠くの墓地を選び、お墓参りが1日がかりになってしまうようでは、お墓参りが続かなくなってしまいます。

☆経営はしっかりしているか?☆

墓地の経営状態は、墓地を見に行っただけではわかりづらいかもしれませんが、古いお墓が多く、長く続いている墓地であれば、安心できるでしょう。

☆お墓参りが楽しい環境か?☆

明るく清潔な墓地であれば、お墓参りが楽しくなり、お参りを続けることができます。現地に行き、日当たり、風通し、水はけなどを確認してみましょう。

☝ 墓地の自然環境は、地形的条件や歴史的条件によって、多くの制約を受けていることがありますが、お墓参りに行ったときに、気分がよい、という環境は、大きなポイントです。

☆造成がしっかりしているか?☆

傾斜地の場合は、平坦地に比べて、地盤が崩れたりする危険性が高くなります。山の中腹にある墓地などは、眺めがよく、悪い環境ではありませんが、造成がしっかりしている必要があります。

☆共有部分の管理状態はよいか?☆

共有部分の掃除や除草が行き届いていないと、墓地全体が荒れた感じになります。管理状態を自分の目で確認してみましょう。また、水場があるか、手桶や柄杓が十分に用意されているか、駐車スペースがあるか、なども確認するとよいでしょう。

☆料金体系は適切か?☆

お墓の取得費だけでなく、今後必要になってくる管理料や供養料なども、無理のない金額であることが大切です。

☝ 管理料や供養料などが、どこまでの範囲を含むのかも確認しておきましょう。

☆寺院墓地の宗派は?☆

宗教・宗派は不問としている場合、檀家にならなくてもよい場合でも、法要は、その寺院の属する宗派によって行われるのが一般的です。宗教にあまり関心がない場合でも、その寺院の宗派について、概略だけでも知っておいたほうがよいでしょう。

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